精子の生産は思春期から老年まで体みなく続く

精子の生産は思春期から老年まで体みなく続きます。一回の射精で放出される精液の量、精子密度、総精子数はいずれも25歳ころ最高に達し、それから45歳ころまで最高値が続きます。

毎日休みなく生産されると、精子がたまって精巣がパンクするのではないかと心配になりますが、心配無用です。

たまった精子は精管を通って尿道に押し出され、知らないうちに尿と一緒に排泄されるのです。

ですので、精子の劣化は気にする必要はないのです。

妊娠が成立するには卵子と精子の出会いのTPO(時・場所・場合)が大切です。

脳の中にある下垂体です。ゴナドトロピンを分泌しゴナド(卵巣と精巣)の働きをコントロールします。さらにその上位にあたるのが視床下部で、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)により下垂体のホルモン活動を調節します。

ホルモンという言葉が何度か出てきました。ホルモンは体のどこかで作られ血液中に分泌され、必要な組織に到達してなんらかの役割を果たすものです。

視床下部からGnRHが分泌され、下垂体に働き、FSHとLHの分泌を調節すること、FSHとLHが卵巣に作用してエストロゲンやプロゲステロンの分泌を調整すること、逆にエストロゲンが脳に対してフィードバック作用を持ち、GnRH、FSH・LHの分泌を調整します。

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